車好き行政書士の東奔西走日記

熊本県で行政書士をしているイシハラと申します。行政書士に関する事、ときどき車の事が中心のブログです。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

IT導入補助金

最近、ご依頼をいただきました案件でIT導入補助金がありました。

IT導入補助金とは…

『本事業は、中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革、被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイスの導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が生産性の向上に資するITツール(ソフトウェア、サービス等)を導入するための事業費等の経費の一部を補助等することにより、中小企業・小規模事業者等の生産性向上を図ることを目的としています。(通常枠(A・B類型))。

さらに新型コロナウイルス感染症が事業環境に与える特徴的な影響を乗り越えるために前向きな投資を行う事業者向けに、「通常枠」より補助率を引き上げた「特別枠(C類型)」を設け、サプライチェーンの毀損への対応、非対面型ビジネスモデルへの転換、テレワーク環境の整備等に取り組む事業者によるIT導入等を支援します。』

(引用:サービス等生産性向上IT導入支援事業「交付申請の手引き」)

 

この補助金は特徴的な事が3つございます。

1つ目は、IT導入支援事業者へ登録された「IT事業者」と補助金の交付を希望する中小企業・小規模事業者等の「申請者」又は「補助事業者」が協力して交付申請を行うという点。

2つ目は、IT事業者が登録したITツールを導入して交付申請をするという点

3つ目は、オンライン申請のみで、事前に「gBizIDプライム」のアカウントを取得が必要です。そして、申請は申請者の情報と経営状況についての設問等に答えていく形になります。

 

申請に添付するものも、法人が交付申請する場合は、

①履歴事項全部証明書

法人税の納税証明書(その1またはその2)

個人事業主が交付申請する場合は、

①運転免許証または運転経歴証明書または住民票

所得税の納税証明書(その1またはその2)

所得税確定申告書B

を添付するのみで、他の補助金申請のように写真やグラフ等を資料として添付しません。

 

申請者はまずIT導入補助金のホームページにIT導入支援事業者とITツールの検索ができますので、補助対象事業に沿った事業者・ツールを探すことが重要になります。

そして、申請では設問に答えることになりますが、設問の答え方にも矛盾が生じないようにすることと、設問の中にも重要なアピールポイントがあります。

①事業内容

②強み・弱み

③社内での実現・強化したいデータ連携について

「②強み・弱み」は項目をチェックすることで答えられますが、「その他(フリー記入)」で最大255文字以内で記入することをオススメします。

「③社内での実現・強化したいデータ連携について」は特別枠(C類型)で申請される場合は加点項目という事ではありませんが、公募要領で審査項目として社内でのデータ連携を記載されています。「その他(フリー記入)」で最大255文字以内で記入することをオススメします。

 

申請者の申請手続きもサポートされるIT事業者もいらっしゃいます。それ以外にも中小企業診断士行政書士などIT導入補助金のサポートを行っているところがございますので、まずはご相談されることをオススメします。

 

ご覧いただきありがとうございました。